2024.05.13
現場レポート
先月、四日市で進行中の「木組みの家」の現場に行ってきました。
▼「木組みの家」とは
釘や金物に頼らずに、木と木を組み合わせる工法で高い耐久性を得る住宅のことです。
弊社では、形が決まった金属とは違い、再生可能な木という素材を大切にしています。
生活の変化に対応できるように家をつくることで、長く大切に、子や孫の世代にまで引き継ぐことができます。
環境にも人にも優しい素材、開放感と温もりを感じられる素材。
また、自然本来の木材にこだわる理由の一つとして、私たちは『職人の技』というものも次世代に繋いでいきたいと思っています。
これらをひとつひとつ、手作業で形作り組み合わせているかと思うと圧巻です。
「木組みの家」は、職人たちの手で精度よくつくり上げていくことを旨として職人の技能を育む、社会に貢献できる家づくりでもあります。
木造の大工さんや職人さんが培ってきた技術だからこそ生み出せる「木組みの家」
こちらは、職人さんでもある大和田大工さん(instagram @owadadaiku)の自邸で、ご自身で建てられています。
細部を覗くとその凄さがよくわかります。
一般的な家だと、壁やクロスが張られ、見えない貴重な部分です。
木組みは、安定した強度を備え、それでいてしなやかで美しい見栄え。
金物を使わずに、木と木を組むことで劣化しにくい構造となります。
本来であれば、隠してしまう骨組みをあえてみせることができるのも魅力の一つです。