今の時代は様々なものが溢れかえっている割に、『実感する』という事が少なくなってきている気がします。便利さを求めるあまり、必要のないもので自分の周りを固めていき、本当に必要とされているものが見えなくなっているのではないでしょうか。
本来、人は自然の中で生きてきたはずなのに、『便利さ』だけを考えてしまい自然のサイクルから、モノのサイクルに陥って行っているようなそんなことを考えてしまいます。
木材。すなわち『木』というものは、文明がない時代から日本人だけでなく世界中の人に愛され利用されてきた素材という事を忘れているのではないでしょうか。『便利さ』だけを求め環境を破壊し、必要のないゴミを増やしていると私たちは考えています。
技術が発達し、いかに住みやすい家になったとはいえ、実際2世代・3世代と渡って住むことの出来る住宅というものは多くありません。古くなった家は解体され、自然に返すことのできないゴミが増え続けていく一方です。さらに立てやすい家は、建てやすい材料を使って作られているために作業する職人から技術も奪っています。
形が決まった金属とは違い、木材にはそれぞれ特色があり使用用途も多岐に渡ります。自然本来の木材にこだわる理由の一つとして、私たちは『職人の技』というものも次世代に繋いでいきたいと思っています。
木造の大工や職人が培ってきた技術だからこそ生み出せる、100年以上も立て続ける木造建築の数々を私たちは知っているはずです。日本で木造建築が続いてきたのには意味があり、続いてきた理由には使用しやすい木材があります。
『木』が与えてくれる、自然本来の温もりや香りそして肌触りといったものを大切にし、より多くの方に『木』の良さを知ってもらいたい。日本の山や自然を活かした家を建てたい。受け継がれていくべき技術を後世に残していきたい。そんな思いを持って、私たち『スタヂオA.I.A』は設計をおこなっております。
今まで自分の気に入る家が見つからなかった方は、是非私たちにご依頼ください。『木』だからこそ生み出すことの出来る、あなただけの家を見つける手助けをさせてください。
柱や床板、天井といった建築材としてはもちろん、タンスや棚といった家具などにも利用され、造船などにも利用される使用用途がかなり広い木材です。歴史的価値のある住居跡からも、杉材を大量に使っていたものが出土されており、古くから日本人の生活に関わってきた代表的な木材です。
杉
檜
耐久性が高く、長い期間の湿気の中でも耐えられるという優れた性質を持った木材で、お風呂の材料に使用されているのが有名ではないでしょうか。さらに多岐に渡り使用され、高品質な材料としてあつくぁれることが多いです。建築材だけではなく、仏像などの彫刻や曲物、桶といった、杉戸並び日本人に愛されてきた木材です。
硬く丈夫なうえ、磨けば艶が出る木材。
階段や地板・床材といった、頑強さを求めるのであれば、初めに浮かぶのは松材だと言われています。構造材や階段・敷居などに使用するのであれば松に優るものは中々見当たらないでしょう。
松
柱や梁などといった構造部を始め、棚や床板、門に扉。板戸に障子・ガラス戸などの腰板。使用範囲はかなり広く主に造作材、装飾材としての利用を好まれる木材です。仕上げ面を磨けばいい光沢が出てる欅は、木理が明瞭で美しく、強度が大きく、耐朽性があると、3拍子揃っておりとても人気の高い木材です。
欅
真っ直ぐで美しく、しっとりとし柔らかい「木」らしい見た目と色味が人気の木材です。曲げに強く割れにくいことから、木材として、全体のバランスがよいのが特徴だと言われています。婚礼家具の材料として利用されてきた楡は、家具や器具、さらに車両の素材としても日本人から選ばれ好まれてきた木材の1つです。
楡